各学校では、6年間一貫教育のメリットを最大限活かすために独自な授業展開や、無駄のないカリキュラム編成を行って、生徒の能力を最大限伸ばすことに努めています。ここでは独自性の高い授業内容を実際の授業風景写真とともにご紹介します。
◆足立学園中学校
「理科大好き」…楽しい実験
理科の力をつけるには、まず理科を好きになることが一番大切です。そこで、「理科好きの生徒をたくさん育てる」を合い言葉に、カリキュラムの編成・授業内容の精選を行っています。中学理科の内容を中1「化学・地学」、中2「物理・生物」の二年間で学習します。授業は、実験・体験を中心としたオリジナルの教材で進められていきます。二時間に一度のペースで行われる実験では、生徒一人ひとりが行うものもあり、驚きや感動の連続で、生徒の表情は輝きにあふれています。
◆海城中学校
将来有効な幅広い教育内容の実施
主要教科の時間配当は当然多くなっていますが、主要教科に偏重することなく、種々の分野を、教科書内容に縛られずに、独自のカリキュラムで多彩な授業を展開しています。公民・地理・歴史の壁を取り払い、「総合的学習」としてグローバルな視野を養う社会Ⅰ~Ⅲという授業もあり、卒業論文の作成も課しています。単なる教科書単元の先取りではなく、内容の拡大・充実を図りながら生徒にとって将来有効な学問的・人格的な総合力を養っていきます。
◆暁星中学校
英仏二ヶ国語を学ぶ
本校では中学1年から、英仏二ヶ国語を学習します。二ヶ国語を同時に学ぶということは、国際的視野を獲得するための絶好の機会となります。ネイティブスピーカーによる授業が行われ、また高校では、希望者を対象に海外語学研修も実施されるなど、大学受験における重要科目としての外国語ということに配慮しつつも、国際社会で通用するさらなる運用力を磨けるよう指導しています。
◆京華中学校
多目的授業への取り組み
本校では、生徒の学力を「自ら学ぶ力」と定義して、各教員がチームを組み、その向上に努めています。その実現に向けて、教育課程の中に「多目的指導の時間」を位置付けて、毎週1時間実施しています。1年では、自分の手・足・目で調べ、調査・研究した事柄をレポートとしてまとめ、発表できることが目標です。上級学年では、パソコンなどを使用してまとめや発表をしていきます。こうして、自分の考えを持ち、そしてそれをしっかり主張できる力を培っていくのです。
◆京北中学校
一人一人の学力に即した授業実践
高校からの自己実現を保障する学力の基礎・基本を身につけることが何よりも大切と考えています。そのために、各人の到達点に即した習熟度別『数学演習・英語演習』(15名前後の少人数制)の導入、『理科実験』や『得意科目選択授業』を実施しています。 この中で、苦手科目を克服し、得意科目を更に伸ばす指導を実践しています。数検や英検での資格受験で高校生レベルの学力にまで到達した生徒が多数生まれています。
◆攻玉社中学校
毎週行われる英会話
英語のカリキュラム編成の中で週1単位中学1年から中学2年まで英会話の授業が行われています。アメリカ・イギリスの外人講師によるネイティブな授業が展開されています。女子の先生や、ケンタッキーフライドチキンのおじさんにそっくりな先生など8名おり、ユニークな授業、楽しく笑いもあり最高です。
◆佼成学園中学校
面倒見の良さを生かして
学校生活に慣れないことの多い中学1年生では、通常よりも1クラス多く設置し、少人数クラスを実現。補習・講習に頼るのではなく、毎日の授業を大切にさせる指導をしています。 国語・数学・英語では、豊富な授業数で少しずつ先取り学習を行います。ネイティブの講師による英会話は、1クラスを2分割した少人数で実施し、LLの授業では映画や音楽などを題材として、生きた英語を学びます。 社会・理科では、作業的な内容を重視。社会では、巡検を行い、地形の見方や地域の移り変わりなど、考える基礎を学びます。中学1年の理科は、2時間続きの授業が週2回あり、実験・観察を十分に行います。
◆芝中学校
様々な能力を伸ばし、自己を生かす
芝学園では知識の詰め込みだけでなく観察力、論理展開、創造力、表現力など生徒の様々な能力を伸ばし、高めるための授業が組まれています。 国語では中三でディベート(討論)を行なうとともに、長文を短くまとめる縮約をとり入れ、生物・地学・地理では課題を与えて、校外授業を実施、レポート等の提出をさせています。また、技術・美術などでは、箱や下駄、或いは陶器・指輪・包丁などの製作を行ない、達成感・勉学に対するモチベーションを高める結果を得ています。
◆芝浦工業大学中学校
初めに、人間ありきの情報教育を!
(1)生徒がコンピュータからの命令を光と音で確認し、実際の車を動かしながらプログラムを学習しています。その後、組み立てロボットをグループで作成し、このようなものづくりを通じて、試行錯誤の楽しさと現実の大切さを実感できる教育を行っています。
(2)できるだけ生徒の興味がわく内容・現実に関連付けた内容で授業の課題を作成しています。企業の最新技術モニター校となり、昨年はICタグの構造や中身に利用されているデータベースの学習、時代背景も同時に学ばせました。
◆聖学院中学校
英語経験者クラスとアドバンスクラスの設置
聖学院では、2003年入学の中学1年生から英語の授業に『経験者クラス』を設置し海外生活経験者と英語学習経験者などの生徒が充実した英語学習ができるように体制を整え、適切な学習指導による学力アップを図ってきました。そして、中学2年生から『アドバンスクラス』を設けて上位2クラスは英語による英語の授業を実践し、きめ細かい工夫を凝らした指導を行ってきた結果、その成果に期待と信頼を寄せる受験生・保護者が増加しています。2008年を迎えて6学年が同じシステムの英語学習の経験を持つようになり、更に日本人教師とネイティブスピーカーとのチームティーチングによる「無学年クラス」の設置など進化を続けています。
◆成城中学校
単元別先取り授業と徹底した計算練習授業
週6日制を続行し、独自の教材プリントを数多く用いて、中学1年次から単元ごとに高校分野に踏み込んだ授業を行う結果、授業ペースを過度に速めることなく先取り学習を実現しています。また「ゆとり教育」の影響で大幅に低下した計算力を補うため、中学1年次に週1時間、計算練習に特化した授業を行います。個々の実力に合わせた問題を解き、合格すれば次々とレベルの高い問題に挑戦します。教員3名が添削や助言をきめ細かく行うため、生徒も意欲的に取り組んでいます。
◆世田谷学園中学校
「生き方」(宗教科)
「生き方」は一人ひとりの存在そのもの、とりわけ、「自分と何か」「どのように生きるのか」ということを探求する授業です。そのために、人権・環境・福祉など様々なテーマに目を向け、幅広い視野をもてるように授業を展開します。また、授業の中で「坐禅」を取り入れ、「只管打坐」(しかんたざ→ただひたすらに坐ること)をしながら自分のありかたを見つめる実習をします。坐禅を通じて物事を一心に実践する力を育むことも、世田谷学園の特色です。
◆高輪中学校
主要3教科の重点指導と先取り学習
すべての基礎となる国数英主要3教科の「基礎学力の養成」「学習習慣の定着」を図るために、通常よりもたっぷりと時間を取って指導します。主要3教科を重点指導することが、自ら考え、論理的に表現するための「土台作り」になると考えるからです。中学3年からは、高校課程の「国語総合」や「数学Ⅰ」「数学A」を先取りした学習内容になります。選抜クラス編成および国語・数学では生徒の到達度に合わせた習熟度別授業も始まり一人ひとりを大切にする授業が展開されます。週6日の授業形態で、検定外教科書の使用あるいは入試科目に応じた選択授業の増加などにより更に充実した授業を実施している。
◆獨協中学校
英語はプログレス21を、数学(幾何)は独自テキストを使用
中高一貫によって初めて可能となる体系的な一貫カリキュラムに沿って、独自に編纂した教科書を用いて授業が行なわれています。中学1年の幾何では空間的直感、イメージを養うために空間図形の分析を行い、試行錯誤の中から理論を導き出す過程を体験させます。代数分野では関数、グラフ、方程式などの概念を6年の中で整理し、系統的に学習できるようにしています。英語はプログレス21を使用しています。理解を助けるために数多くの独自教材を開発しました。中でも重要度順にリストアップした単語シートは、語彙数が多いプログレス学習の強い味方として、大いに活用されています。
◆日本学園中学校
「創発学」で自己発信・創造型リーダーを育成
身に付いた知識、研究の成果、それらは発表の場があってこそ次に繋がるものと考えられます。本校では毎年の校外学習・林間学校・学園祭を3本の柱として各行事を連携させてプレゼンテーション能力を高めるプログラムを組み、実行しています。事前調査から発表の段階を何度も踏むことにより、自分自身での評価と他者からの評価を意識し、それは社会に出た時の自己表現能力に大きく影響すると考えるからです。
◆日本大学豊山中学校
「単元テスト」
本校では従来の中間テスト・期末テストという試験形態を見直し、「単元テスト」を行っている。従来のシステムでは、試験ごとのスパンが長いために、生徒たちの学習が試験直前のみに集中する傾向があった。この「単元テスト」では、日々の自学習の継続と、生徒の理解度、学業成果の確認を目的として、毎週水曜日に原則として中学は2時限目に実施している。1回ごとのテストの範囲が短くなることで、目標も立てやすく、日々の学習計画に役立てることができ、その後の補習授業によって、不得意な分野も明確になり、効果的な学力向上が期待できる。 写真:コンピュータ授業(中1、中2)
◆本郷中学校
無理のない先取り教育
週34時間の授業を行い、英数国の授業時間数を充分確保し、中学2年次までに中学課程の内容をほぼ修了します。また、理社についても一部高校課程の内容にはいります。このように6年中高一貫教育の利点を生かし、整理・統合したカリキュラムで、無理のない先取り教育を行います。さらに、高校課程の内容にはいる中学3年より、難関国立を目指す特進予備クラスを設けます。特進予備クラス以外のクラスでは差のできる数学の授業で習熟度別2分割同時限授業を行い、苦手科目にならないよう配慮しています。
◆武蔵工業大学付属中学校
ひとり一人の探求が授業をつくる
中学の教育課程は高等学校との関連を重視し、6ヶ年一貫教育により真の実力がつくよう工夫して編成しています。教科内容は独自のプラグラムを組み、学力低下が生じないように配慮しています。将来の進路選択にも充分対応できる基礎学力充実こそ肝要と考え、総授業時数を減少させることなく、6日制で授業を実施しています。
◆明治大学付属中野中学校
授業は生徒が未来に向かう道しるべ
中学の教育課程は高等学校との関連を重視し、6ヶ年一貫教育により真の実力がつくよう工夫して編成しています。教科内容は独自のプラグラムを組み、学力低下が生じないように配慮しています。将来の進路選択にも充分対応できる基礎学力充実こそ肝要と考え、総授業時数を減少させることなく、6日制で授業を実施しています。
◆明法中学校
他に類を見ない英語・音楽教育
明法では、中高一貫校として段階に応じたカリキュラムを実施しています。英語では中学2年から英会話の授業が始まり、中学3年と高校1年では1クラスを生徒を約10人ずつのグループに分け、の外国人の講師による徹底した英会話の授業が行われます。高校2年では英会話重点コースを設置し、海外語学研修も実施されます。音楽の器楽教育も注目されており、生徒全員が専門の講師から個人指導を受けることができます。中学2年、3年では明法祭でオーケストラとして全員が舞台に上がり、授業の成果を披露します。
◆目黒学院中学校
発信型の実践的な英語力を養成
本校では、英語教育には特に重点をおき、授業時数も他教科より多く配当されています。6年間を通し、4技能(読む・書く・聞く・話す)のバランスの取れた英語力の習得を目指しています。 特に、中学1年からネイティブの先生とのチーム・ティーチングや中学3年からの習熟度別による少人数の授業、グループ活動、発表を重視した授業を通して、自分の周りの事象や自分の考えを英語でプレゼンテーションができることをねらいとした発信型の実践的な英語力の習得を目指した授業を活発に展開しています。
◆安田学園中学校
総合的な学習の時間
1年生では「カタン」というボードゲームをベースに、コミュニケーション能力を高めることを目標に展開していきます。隔週土曜日の2時間続きの時間で行っています。 2年生では、社会のしくみを理解しながら、多面的なものの考え方やプレゼンテーションの力をつけることを目標としています。
◆立教池袋中学校
テーマを持った意欲的な学習活動
本校の教育目標「テーマを持って真理を探究する力を育てる」ために、中高一貫したカリキュラムが構成さています。中学では、日常の授業で基礎学力を育む一方、各学年を通じて80以上の選択講座が設けられ、生徒は補習的な講座や発展的な講座を自由に選び取り組んでいます。 高校では、大学への進路に対応した多数の選択科目が用意されています。立教大学の先生方から各学部の説明や研究の面白さについてお話しを聞き、自分の進路を考えたり、卒業研究論文作成の参考にしています。